札幌は6対6のミニゲームなどで調整した。右内転筋を痛め23日の湘南戦を欠場したDF西沢淳二(33)が、27日のアウエー福岡戦で復帰濃厚となった。出場すれば札幌でリーグ戦100試合出場を達成する。プロ15年目の頼れるディフェンス職人が、経験を生かし、自然体でチームをJ1に導く。 93年に川崎V(現東京V)入りしてから15年目、移ったクラブは5。Jリーグを渡り歩いたディフェンスの“必殺仕事人”が、札幌でも歴史をつくろうとしている。03年に札幌に移籍して5年目。100試合出場を達成する時がきた。 「札幌にこんなに長くいるとは思っていなかった。数字は現役を辞めた時に振り返るもの」と意に介するふうも見せないが、価値ある結果であることには違いない。 この日から全体練習に合流した。練習後は1人ロングボールを蹴り、入念に足の痛みの状態を確かめていた。「加齢とともに治りは遅くなっているけど(笑)。自分としては福岡戦からいける思う。後は監督が使いたいと思ってくれるかどうか」と語った。三浦監督も「できれば福岡戦は連れて行きたい」と頼りにしている。 今月10日に33歳になった札幌の最年長選手。Jリーグの創成期からの大ベテラン。「もうJリーガーという感覚はなくて、普通のお父さんと一緒」と笑った。Jリーグ優勝や度重なるけがなど、豊富な経験がある。「この年齢になれば毎年、来年はないと思ってやっているんで、サッカーにガツガツはしていない。楽しくできている」と言う。 札幌でも一昨年9月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷で、全治9カ月の重傷を負った。30歳を過ぎての致命的なひざの重傷。しかし、地道なリハビリで昨年9月に復活。現在も右サイドバックという新境地を開いている。「カムバック賞を狙いたい(笑)」と冗談を言うことも忘れない。 今回は出場すれば、本業のセンターバックとしての起用が確実。「ジャンプも対敵(1対1)も大丈夫。不安は長いボールを蹴るときだけ」。チーム一のベテランが復活となれば心強い。ひょうひょうとしたハードマークで相手をつぶし、札幌の100試合目を勝利で飾る。
(北海道新聞より引用)
2007年6月6日水曜日
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