2007年6月22日金曜日

携帯3社シェア争奪戦 料金値下げやブランド提携 国内市場は飽和状態

 携帯電話大手3社が料金値下げや有名ブランドとの提携などでシェア争奪戦を展開している。背景は国内市場が飽和状態に達していること。3社は新機種を投入して夏の商戦を展開しているが、料金を割り引く制度や付加価値で需要掘り起こしを図っているのが現状だ。
 電気通信事業者協会によると、携帯電話の契約数は五月末現在で約九千七百五十八万件と、普及率はすでに八割近い。一九九○年代後半には年間一千万件前後だった契約数の伸びは二○○五年以降、五百万件を割り込んでいる。昨年十月末に始まった番号継続制を利用した転入件数で独り勝ちが続くauブランドのKDDIも、シェア自体は番号継続制開始から2%しか伸ばしていない。
 こうした中、ソフトバンクは新規契約数から解約数を差し引いた純増数で五月に初めてトップとなった。同社の端末を使う家族同士であれば、プラン申し込みによって通話料が二十四時間無料になる、今月からの「ホワイト家族24」の前宣伝などの効果とみられる。
 対抗する二社は有名デザイナーやブランドとの提携を打ち出した。NTTドコモの「N904i」はイタリアの世界的な製品デザイナー、ステファノ・ジョバンノーニ氏がデザインを手掛けた。また、KDDIは、「ライフスタイルに合ったデザイン」を重視。東京・表参道などの人気ショップを展開する英フレッドペリーやアバハウスなど、有名服飾ブランド四十二社と提携。端末に合うバッグやケース、ストラップを販売してもらう。
 携帯電話の主要な販売窓口の一つである家電量販店では最近、料金サービスやデザインなどで欲しい機種を絞って来店する客が増えている。ヨドバシカメラマルチメディア札幌では「顧客の食い合いと、二台目需要をどう取り込むかの競争が一層激しくなるのでは」と話している。

(北海道新聞より引用)

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